TERAGOYA

私たちは、「三徳人照さんとくひとてらす
感謝、信頼、愛、この三徳をもって
人を照らすを理念とし
阿部主監のもと、
心の在り方を研究しております。

寺子屋TERAGOYAとは

とらわれなき自由な心持ちで、自然の流れを感じとり、正しい時機(とき)を見極める。
みちすじをはずすことなく、身(み)の丈(たけ)を知ることにより、己を改めることへの素直さが生まれる。
そして己の分をわきまえることが、「礼」を知ることになる。
礼はまわりとの調和を生んで引力となり、己の本分にめぐりあえる……
ひとの使い方ではなく、ひとに対して、また社会に対して「自分の使い方」学ぶ場所……
それが《寺子屋 “TERAGOYA”》 である。

寺子屋TERAGOYAの由来

かつて、江戸時代の日本には、約16000件をも超える「寺子屋」があった。
そこでは地域の師匠制度のもと、生活活かすため実践の学びが、自由(じゆう)闊達(かったつ)活き活き繰り広げられていた言われております。
そしてその学問の根底には、江戸時代までの長い歴史を経て伝えられ、形成されてきた生活思想脈々流れていました。
それは論理ではなく生命でした。その学問に宿る生命は、人間の生きるさまを伝えていったのです。

日本が江戸時代から明治へと急激な近代化、経済的に成功した要因には、日本人特有柔軟性、自由自在な精神があったからだと言われております。
しかしその一方で、長い歴史の中で培(つちか)われてきた武士道をはじめとした深い精神性失われるという負の側面あったこと否(いな)めません。

二宮尊徳がこのような言葉を残しております。
~道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳寝言である~
私たちはこの言葉の意味を引継ぎ、経済と道徳、この両輪をともに軽んずることなく、未来永劫にわたって活動していきたいと考えております。

寺子屋TERAGOYAの活動理念

私たちは、「感謝・信頼・愛」の三徳を柱として、人の本来持っているきれいな心と真実によって、世の中の一隅を照らします。
私たちは、感謝から生まれる孝と恩を基本として、まず自分自身改める謙虚さを持ちます。
私たちは、ひたすら まっすぐに向き合うことを通して、人と人とのつながり―縁―を最も大事にし、信頼の絆を深めます。
私たちは、森羅万象の原点が、強く、大きく、広い愛であると理解し、行動します。

寺子屋TERAGOYAのまなび

まなびの三原則は、一、繰り返し  一、繰り返し  一、繰り返し。
なぜなら人の記憶はあいまいで、聞きたいように聞き、見たいように見るという本人には分からない癖(くせ)が誰にもあるからです。
さらにこの癖を深く掘り下げていくと、その人の持つ心根(こころね)行き着きます。
しかし人間同士のまなびで、無言(むごん)かつ以心伝心(いしんでんしん)心根変化起こすことはほとんどできません。

そこで必要になるのが言葉であり、それは言い換えると知識となります。
知識偏重(へんちょう)の教育と批判する人もいますが、野球に例えると、心根がグローブだとすれば、そこに投げ込むボール知識であり、きちんと相手が取りやすいように投げ込もうとする意志技術知恵だと言うことができます。
少し難しい言葉になりますが、以下のように定義することもできるでしょう。

① 心根 

真っすぐ、ひたすら真っすぐなもの
② 知恵 

心根を元にした凛(りん)としながらも愛のともなう正しい運用。知恵授かるもの心根状態影響する。
③ 知識 

心根知恵につながり滲(にじ)み出た慈(いつく)しみある表現

知識は能動的に得るものでこれも心根状態影響する。
まなびの場で言葉(知識)を発する者は、このような順番言葉(知識)紡(つむ)ぎ発することを心がけ、
受ける者に対しては、いきなり心根の変化期待してはなりません。
気づきとは、知識の咀嚼(そしゃく)から知恵の醸成(じょうせい)、さらに心根の変化へと、
言葉を発する順番とは逆の過程経(へ)ていくことであると、わたしたち理解しております。